グランフォンドを楽しむ

2004年 G.F ファウストコッピ参加記

2004年はイタリア・ピエモンテ州のCUNEOで行われたG.F FAUSTO COPPIに参加しました。

FAUSTO COPPI の名前が付く通り、本来はコッピが伝説的な走りを見せたコースと同じコースを走るのですが、最近のコースは、イタリア国内のみを走るコースに変更されていて、本来の趣旨と違っています。が難度は変わらず、イタリアのグランフォンドの中では最難関のコース設定としてランクされています。

写真は前日に車で試走した際のものです。2つ目の峠ファウニエーラには今年立てられたパンターニの大理石像がありました。ファウニエーラに上る道路は車一台分の道幅しかなく、対向車とのすれ違いは、どちらかが路肩の広いところで待っていなければなりません。道路も砂を圧して作った簡単なものです。この道路にはレースで泣かされる事になります。

今年のイタリアは涼しく走りやすかったのですが、2400mの峠2つを越えなければならないのでウィンドブレーカーをポケットに入れました。朝スタートの際は曇って山の天候が心配でした。

スタートの広場に集まると、大会のジャージをほとんどの人が着ているのに気づきました。スタート5分前に主催者が寄って来て、大会ジャージを着ないと公式記録が出ないとの事でした。前日もらった袋の中にはそれらしいことを記したものは無かったので、その旨を話しスタートしました。

207キロで4000mの標高差(実際は4300m)があるので抑え目に走り出しましたが、それでも2-3%の上りが続くなか、集団のスピードは32km/hほど。結構脚に来ます。

1つ目の上り マドンナデル コレットの入り口に差し掛かると道は狭くなり、いきなり24%の上りに思わず34×25にして立ち漕ぎで上り始めました。徐々に勾配は緩くなり7-8%が峠まで続きペースも落ち着いてきます。

峠には教会があり、その前が補給所になっています。ボトルに水をもらい、タルトや果物をポケットに入れ下り始めます。落車が怖いのでゆっくりと下っていきます。急なコーナーが続きかなりの人に抜かれました。

DEMONTEの街から2つ目の峠ファウニエーラを目指し上り始めます。30キロ近く上り詰なのでゆっくりと34×21で上り始めました。所々勾配は緩くなりますが下りらしい下りもなく標高を稼いでいきます。

家もなくなり、谷底の川を眺め牛の声を聞きながら前日に写真撮影の為止まった所から(風景写真)10〜12%の坂が峠1キロ前まで続きます。頑張っても10km/hしか出ません。が34Tをつけたので体重をペダルに掛けるだけで進むので余分な体力を使わずに上れたことは脚の痙攣のリスクをかなり減らしました。

PAGE TOP ▲